第8回 ~自分の強みと弱みを知る~

こんにちは、筧です。「あなたの強みと弱みはなんですか?」今これを読んでいる皆さんも考えてみて下さい。この問いにさっと答えられるでしょうか?

採用面接でも質問されることが多いのが、この自分の長所・短所という自己PRです。特に長所の答えが明確に定まっている人は、いざ仕事を始めてからも見所があるな、と手応えを感じるのが長年採用に携わってきて思うことです。

そう言われても、どんなことをアピールすればいいのかと悩む人も多いでしょう。よくあるのが、「明るくて誰とでもすぐうち解けて話せることです。」というような回答ですが、面接で緊張していることを考慮しても、笑顔のないガチガチの固い表情で言われると、こちらもなかなか判断がしにくいものです。

長所の内容は、どんな些細なことでも構わないのです。ただ、当たり障りのない回答は面接官の印象には残りません。「これだけは人に負けない」とか、「これには自分の情熱を傾けてきた」という得意分野をはっきりさせておくことです。出来ればその場で再現性があるか、過去の具体的なエピソードを語れるものがよいでしょう。

私が採用した派遣登録のスタッフの中にこんな子がいました。面接で「あなたの強みはなんですか?」と尋ねたら、「私は茶柱が立てられます。」と言います。「へぇ、面白いね。いつでも立てられるの?」と重ねて訊くと「はい。出来ます。」と言うのです。私も興味が湧いて、実際にお茶を淹れてもらうことにしたのですが、その子が淹れるお茶には、ちゃんと茶柱が立つんですね。

事務職希望の彼女は、「営業が外回りに行く前に、茶柱の立ったお茶を出してくれたら景気がいいね!」 と登録企業の営業部署からすぐに派遣要請がありました。営業に力を入れていたその会社では、ユニークな彼女の特技が、社員の士気が高まる験担ぎになると評価されたのでした。

また、ある面接者は、学生時代バスケに打ち込んできたということが強みでした。背が高く体も大きいので、立っていると、どうしてもぼーっとしているような印象を与えてしまいます。ですが、話している時の返事がとにかく元気がいい。試しに挨拶してみて、とお願いしたら体を45度に折り曲げて「よろしくお願いします!」と大きな声でしてくれました。体育会系の部活で目上の人に対する態度もしっかり学んできたのがよく分かりました。

弱み=短所は、裏を返せば長所となる場合が多いです。「優柔不断で迷う」のは、「物事を慎重に判断する」ともいえます。自分がしてしまいがちな思考・行動パターンをTPOに応じてコントロールできるようにしていけば、あなたのその個性はさらなる強みに変わるのです。

                                             H23.5.26

このページの先頭へ

株式会社リバースは愛知県稲沢市から人材派遣・人材紹介などあらゆるサービスを全国にご提供しています。