第54回 ~憧れの先輩社長を目指して~

こんにちは、筧です。皆さんには、「センパイ」という言葉を耳にすると懐かしく、また顔を思い出してすぐ会いたくなるような大好きな人はいますか?学生時代のクラブ活動でしごかれたあの人。アルバイト先で教育係だったあの人。社会人になってから、一緒にプロジェクトで組んだあの時の、そして仕事終わりに飲みにいき肩を組みあった間柄の・・・その人。お手本だったり、「○○のようになりたい」と思う対象、自分の目標となる人のことを「ロールモデル」と言いますが、「憧れの先輩」という存在は、まさにそのロールモデルの役割を狙っているように感じます。

師と仰ぐほど遠くはなく、でも憧れて密かに目標にしている、そんな存在の人です。私が右も左も分からない若造の頃、経営者ばかりが集まるある会合ので緊張して固まっていたら、気さくに声を掛けてくれたAさんがいました。Aさんは、先代から継いだ小さな商いを丁寧に丁寧に固めては広げ、現場第一主義を貫いて、今や地域の誰もが知る、名の通った企業へと事業を成長させた人です。実直な性格で、人をお世辞で褒めたりもしないし、悪口も言わない。気になることは直接本人に助言するのがAさん流。誰に対しても分け隔てなく向き合い、引き受けた仕事や役をきっちりとこなす、そんな性分のAさんは、大会社の代表取締役となった今でも、おごりやたかぶり、上から目線で物を言うようなところを私は一度も見たことがありません。

お人柄に触れた周囲からの人望も厚く、会社の世話役などにも、おのずとAさんでなくては、との声が上がり、推されるほどです。Aさんを間近で見ていると、人として、男としてこんな風に生きたい、見習いたいと常々思います。向上心を忘れない。大切なものとそうでないもののメリハリをつける。徹底した自己管理。物を大事にすること。人を大切に育てること。当たり前のことを当たり前にやりきること。そういう人生の積み重ねの先には、人徳も肩書きも、そしてお金もあとから自然とついて来るのだと知りました。「なぁに、俺は根っからの金持ちじゃないから、そういう風にしか出来ないだけさ。」そういって豪快に笑うところが、ますます格好良い先輩です。

長年、飲みに連れて行ってもらっては、景気が悪い時には、「筧、苦労が大きければ、大きいほど、楽(ラク)うれし。とにかく粘れ!」と励まされ、「お前と俺とは創業の苦しみを知っている仲だ。これからもお互い頑張ろうな。」と肩を叩いてもらっての今日です。先輩の前では弱音も吐いて、自分のありのままをさらけ出してきました。自然体でいられる嬉しさと居心地の良さ。だけども、先輩に笑われたくない、恥ずかしくない男でありたい、と少し背筋を伸ばして歩く帰り道。まだまだ追いつけないその背中を追い掛けて、私の明日が始まります。

H24.5.11

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