第51回 ~ある会議が気付かせてくれたこと~

こんにちは、筧です。先日、社内で各部署の責任者を交えて行なう戦略会議がありました。ちょうど福利厚生に関わる新しい伝達事項があったので、私は議案の1つとして「○○の件は、これで進めていきたいと思います。皆もそれでいいですか?」と尋ねました。すると、ある幹部スタッフが手を挙げて、「社長!お言葉ですが、そういったことは社長と管轄部署で話し合って頂き、ここでは決定事項だけ共有化するのが良いのではないでしょうか。・・・それより、この会議は会社の5年後、10年後の方針を決めるためのものでしたよね。この会社はどの方向を向いて飛んでいくのでしょう?もっとそういったことを考える場にしたいです。」と言いました。

私はハッとしました。全く彼の言う通りです。肝心な「戦略会議」が定期的に行うなかで、いつの間にか、各部署に一斉に伝達できる利便性から「通達会」か「報告会」を兼ねてしまっていたことに少なからずショックを受けました。若い彼は、こう続けました。「大きな会社だったら、変わることはなかなか出来ないけれど、小さな会社だからこそ、みんな1人ひとりが気付けば、すぐに変われると思うんです。でも小さな会社だから利益も小さくていいわけじゃないって、前に社長も言われていましたよね。少ない売上でも大きな利益をあげれば、1人ひとりに還元できるって。・・・そうしたら、みんなもやりがいを感じて前向きにワクワクしながら仕事が出来ると思うんです。だからそのために、皆で共通の夢を持って進みたいなって、僕は思います。」

普段は淡々と業務のことしか話さない彼が熱く語ったことに、他の参加者も最初はビックリしていましたが、彼の発言をきっかけに、その後まとまって有意義な話し合いができました。今回の一件では、沢山の気付きがありました。「共に生きよう 伝えよう 厳しさと 優しさを」という経営理念を踏まえて、今まで私が伝えてきたことをきちんと汲み取って、スタッフ自らが成長してくれているのがまず嬉しく思いました。また、私自身が見えなくなっているときに、こうやって教えてくれる社風を保てていたことにも及第点でしょう。反対に、経営者としての自分には、反省の多い出来事でもありました。

質の高い会議ができない会社が大きな利益を生み出せるとは到底思えません。そもそも会議を行うには、参加者が業務を止めて、その時間を確保しなければならないのです。参加者10人で2時間の会議を何の生産性もなく、ただ慣例で行っているとしたら、会社は計20時間分の人件費を無駄にしているのと同じです。戦略会議は、会社のベクトルを決める大切な場です。全体会議はそのベクトルに向かうスピードと馬力を高めるためのもの。皆さんの会社の会議は、今どのように進んでいますか?

H24.4.20

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