第40回 ~経営者の健康が企業体力に~

ここ数日を使って、今シーズンの予定の見直しを行ないました。本業以外に地元の行事所属する組織の会合、セミナー講演のの依頼などが立て込んで、慌ただしかった昨年。例年以上の距離を移動し、時間の拘束・調整も多く求められた一年でした。改めて感じたことは、自らの自己管理・健康管理がいかに重要かということです。

「身体は資本」と広く言われるように、これまでも経営者にとっての健康管理のプライオリティーは分かってはいるつもりでした。「経営の体力」=「経営者の体力」であると。しかしながら、もともとが丈夫なたちで、体力も人一倍あるがために、多少の無理や無茶は許容範囲内を高をくくって当たり前としてきてしまったこと、それが知らず知らずのうちに根深い習慣と化していたことを猛省しました。

実際は、環境の変化による負荷に、自分の身体が対応できていなかったのでしょう。講演などで人前で話す機会が急増した時、喉にポリープができたり、口唇ヘルペスを発症したりしました。当時は「職業病みたいなものだ」で、済ませてしまいましたが、よくよく考えれば、それは明らかに免疫力の低下を意味していました。体調が万全でない時は、どんなに自分ではコントロールできていると思っても、不足するものが必ず出てきます。気力・判断力・攻めの姿勢。経営者にとって思考力が低下することほど致命的なことはありません。

経営も、余裕や余力のないカツカツの状態では、上向きどころか、現状を維持することすら困難にもなりかねません。息切れを起こして停止している間に、社会情勢や周囲の人・物がそこに良い状態で留まっているとは限らないのが恐ろしいところです。ただ1つ注意したいのは、体力を常に温存しておけばいいという話でもないということです。ここぞという勝機に、持てる力の全てを出しきって戦うことも必要。そうしなければ得られないものも沢山あります。

要は、平常を、緩急のリズムを持ったサイクルをなくして回そうとすれば、それはいつしか秩序の外に放り出されてしまうということです。私がいささかスケジュールを詰め込みすぎたと感じた昨年、巷では、やましたひでこさんの提言する「断捨離」がブームとして再燃、書店では関連書籍でコーナーが組まれていました。自分の身の回りにあふれている「不要・不適・不快なもの」を取り除き、物質的にも精神的にも豊かなバランスのとれた生活を取り戻そうという動きです。

人間の営みも会社経営も、呼吸するように、入ってくるものと出ていくものの帳尻が合うよう循環していかなければ、秩序ある健康な状態とは言えない。今期の私の大きなテーマの1つです。

H24.2.3

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