第23回 ~結婚は両親への感謝の節目~

こんにちは、筧です。私はこれまでに50回以上の結婚式・結婚披露宴に参加していますが、幸せムードいっぱいの二人の新しい門出に立ち合うというのは、本当にこちらも見ていて嬉しくなるものです。披露宴で挨拶を頼まれたときによく話しているのが、私が生きる指針にしたいと思っている三感「感心・感動・感謝」の話と「咲いた花見て喜ぶよりも、咲かせた根っこの恩を知れ」というメッセージです。

三感の「感心」は、自分自身と目の前にいる相手に関心を持ち続け、学ぶ心。「感動」は、物事に感化された自分自身の心の動きを自然と表現できる素直な心。そして、「感謝」は自分自身を取り巻く環境にありがとうと言える謙虚な心。人として豊かな心で生きるためにこの三つの「感」を夫婦で持ち続け、お互いがお互いの良いところを見習い、支えあってこれからの人生を歩んでいって欲しいと思います。

もう1つの「咲いた花見て喜ぶよりも、咲かせた根っこの恩を知れ」という言葉。これは春になって私たちは束の間のきれいな桜の花を見て喜ぶけれども、その花を咲かせたのは厳しい夏の暑さや冬の寒さにもじっと耐え、私たちの気付かないところでずっと春の訪れに向けて花を咲かせる支度をしてきた地中の根っこであり、その見えないひたむきな営みがあってこその実りであるということです。自分を支えてくれているものにきちんと気付けているか、また感謝できているだろうかと考えさせられる一言です。

最近では披露宴なしの結婚式や入籍だけで済ますカップルも増え、参加者が友人中心の1.5次会などカジュアルなパーティ形式もとられるようになってきました。けれども、古くからの披露宴に、新郎新婦の親族のほか、恩師や職場の上司・同僚、両親の友人・知人などが招待されたり、自宅でご近所の人を呼んでお披露目したりとされてきたのは、決して形式や家制度ばかりのことではなく、新郎新婦が今日の日を迎えるまでにお世話になった方々に親ともども感謝を伝える場である、また参列した関係者が二人を育てたご両親を労い、祝福する意味合いもあったからではないでしょうか?

結婚式のスタイルも多様化し、形式上からは消えてゆくのかもしれませんが、人生の節目として自分たちを支え見守ってきてくれた人々の存在をしっかりと確認し、感謝する気持ちは、時代が変わっても、失われずに受け継がれてほしいものです。そして若い二人が、自分の受けた恩を、今度は支える側として、自分の子供や次の世代に伝えていけるよう人間としてさらに成長していってもらいたいと願います。

                                            H23.9.15

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