感心、感動伝えると忘れにくい

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感心、感動伝えると忘れにくい

仕事のやり方・手順もそうですが、見聞きをしてインプットしただけでは、実践できる水準に至るほどにまでなかなか定着しないものです。自分のなかでして要点を絞り、順序立てて人に話したり教えたりするアウトプットの作業をしてみると、自分の理解度がいかほどか計られ、さらに整理して落とし込めるのではないでしょうか。
時間の経過と人の記憶の忘却の関係についてこんなデータがあります。人は記憶したことを「二十分後には四二パーセントを忘却し、一時間後には五六パーセントを忘却し、一日後には七四パーセントを忘却し、一週間後には七七パーセントを忘却し、一ヶ月後には七九パーセントを忘却していた」というのは、有名な『エビングハウスの忘却曲線』です。
この忘却曲線を踏まえて、私が思うのは「感心・感動・感謝」という心が動いたことについても、同じように時間が経てば経つほど薄れてしまうのではないかということです。自分が感じた今日の感動をブログに書いたり、人に話してみる。今日誰かにしてもらったことに対して、その場で、その日のうちに「ありがとう!」と伝える。振り返りや反復・追体験といったアウトプットの作業をするのとしないのとでは、心への残り方が違うように感じます。
そのため、日頃からなるべく鮮度が失われないうちに、「感心・感動・感謝」にまつわることはアウトプットし、人と分かち合って強化するように心がけています。
マンガみたいな話ですが、まだ子どもが小学生ぐらいのときのことです。ある晩、取引先と食べに行ったお寿司があまりに美味しかったので家族にも食べさせてやりたいと思い、寿司折を片手に酔っ払って帰って、「すごく美味しいお寿司を買ってきたから、悪くならないうちにほら食べて!」と夜中に家族を起こしたこともありました。その時は、さすがに妻に懇々と叱られたのは言うまでもありません。いい大人は一方的に伝えるのではなく、相手の都合も考えなくては駄目ですね。
しかし、そのように今の気付きや考えていることを、食卓を囲みながらといった限られた時間のなかで妻や息子たちに話し続けてきたせいか、家族も自分のことを自然に話してくれたり、私の仕事について彼らなりに理解して応援してくれていることがありがたいです。アウトプットし合い、互いにそれをまたインプットして相互に理解を深めていくことがコミュニケーションの基本で、家族もそれが出来ていれば良好な関係が築けると感じています。

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